新しい環境に馴染めなくても。。。☆



そろそろ、さくらんぼの季節ですよね。日本のさくらんぼは見た目がかわいらしくて絵になりますが、アメリカンチェリーもそれなりに可愛い。

久しぶりに、「今日のディナー」ではなく、写真を撮るために写真を撮ってみました。と言っても相変わらずせっかくある三脚も使わず、スタイリングと言えるスタイリングもせず、カシャカシャっと数枚撮っただけですが。。。思いついたのが夕方で、早く撮らないと既に暗くなりかけているので(苦笑)、撮らないよりは、ね。





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写真とは全く関係ないのですが。。。


このところ、少し前、又はつい最近になってシンガポール生活を終えられて本帰国された方や別の赴任地に行かれた方たちとお話する機会が多く(春は転勤の季節ですものね)、改めて、香港やシンガポールは比較的外国人にとって住みやすいところであることを感じ、また、海外に住むということ、そしてしばらく海外にいて自分の国に戻るということ、つまり距離のあるお引越しがどれだけストレスになるかということを感じています。ご主人たちももちろんそれぞれに大変だとは思うのですが、みなさん会社に行かれて仕事をされるという環境は大きくは変らない場合が多いのに比べ、奥様たちの生活は一変することになり、住んでいるところとの繋がりが感じられないなんとも不思議な気分を味わうことになります。ブログには書けることはまだ良い部分で、本当に辛い時は書けない場合が多いものです。


以前にも同じようなことを書いたことがありますが、ブログを読んでくださっている方も変っていると思うので、ちょっとそんなことに触れてみたいと思います。もちろん、わたしは精神科医でもカウンセラーでもありませんし、そういう方面の知識も多いわけではありませんので、似たような経験をした1人からの1つの意見、その程度に受け止めてくださいね。

驚かれることもありますが、今では大好きな香港も、最初は住み心地が良いとは言えませんでした。あれこれ書くと香港の悪口を言っているようにとられるのも嫌なので書きませんが、理由はなんであれ、これまで住んでいたところと大きく環境が変わるのは、自分では意識しなくても大きなストレスになるのは当然のことだと思います。若い頃1人で英語を勉強しに英国に行ったときはホームシックなんてかからず、貯めたお金がなくなっても日本に帰るのが嫌だったくらい楽しい英国生活でしたので、香港生活にも不安もなかったのですが、思っていたより大変で、元気を出そうと思えば思う程元気がなくなった時期がありました。友達も出来て楽しいはずなのに、なぜだか体調も悪く気持も元気になれない、あんなに遠い英国で楽しく暮らせたのに、どうして?


香港に住み始めてしばらくしてから、YWCAでの「新しく赴任して来た人たちのための集まり」に参加したのですが、そのときそのグループのリーダーが話してくれたことがとても印象に残っています。ある方がある日トイレに入ったら、トイレットペーパーがなく、その途端に大泣きしてしまったというのです。もちろんそれはトイレットペーパーが原因ではなく、それまでに経験しているたくさんの大変なことの積み重ねがあり、トイレットペーパーがなかったことで堰が切れてしまったのです。そして、そういう経験、又はそれに近い経験を多くの人たちが経験しているはずです。でも、たまたま泣いてしまったところに居合わせていた人以外の人たちには、たぶんその方は「とっても元気に楽しそうに、毎日生活されている」かのように映っているのです。余程のレベルまで達しなければ、みんな、人に逢う時は元気に見えるものですし、そうして泣ける人はまだ良いかもと思います。辛い時に辛いと言える人は少なく、自分の適応力のなさを恥ずかしく情けなく感じて、人にも話せず、ただ我慢する人の方が多いのではと思います。

わたしの場合,シンガポールに来た時はすでにお友達がいてわからないことを教えていただけましたし、ときどき外出も出来ましたし、ライフスタイルも香港と大きく違わなかったのですんなり馴染むことが出来ました。こうしてブログでたまに愚痴ることが出来たのも、気持の整理が出来て良い気がします。香港のときは初めてのアジアでの暮らしで日本の暮らしとはずいぶん勝手が違いました。知り合いは1人もいませんでしたので、何をどこで買えば良いのかということさえわかりませんでしたし、ストレスに感じる香港のあんなこともこんなことも、それが香港、自分が外人、受け入れるしかない、文句ばかり言っている外人は最低(そういう人、日本でたくさん見たので 笑)、と溜め込み過ぎて知らないうちにストレスが溜ってしまっていたように思います。夫にも心配をかけたくなかったので愚痴も言わず、香港に移って1年以上日本にも帰らなかったので、息を抜くことが上手く出来ていなかったのでしょう。そして、わたしの場合は二度と日本に住むことはないのだ、という気持ちも大きな原因だったように思います。


これは海外で暮らした後、自分の国に帰った場合も同じだと思いますし、むしろ自分の国なのだから、もっとすんなり馴染めるはずという思い込みでかえって辛い場合も多いと思います。海外赴任者が多いところではお友達も作りやすいですが、自分の国ではかえって大人になって新しいお友達はなかなか出来ません。海外で暮らしているうちに知らないうちに自分が海外に出る前とは変っているということもありますし、同じ国民だからこそ、違和感を感じて疎外感を感じる、ということもあると思います。海外で楽しく暮らせる人ほど、自分の国に帰ったときの違和感は大きい気がします。また、そういう気持をわかってもられる人も周りにいない場合が多く、「香港では」とか「シンガポールでは」とつい言って顰蹙を買ってしまって反省したり(苦笑)。

日本にしろ外国にしろ、お友達が出来たとしても、本当に心を許せるお友達、自分をありのまま受け入れてくれると安心しておつきあい出来るお友達、そういうお友達はそうそう簡単に出来るものではありません。自分を本当に受け入れれもらっているのかどうか心配に感じたり、前に住んでいたところで親しくしていたお友達との時間や空気が急にたまらなく恋しくなったり。


何が言いたいのかと言えば、わたしも含めてほとんどの人が新しい環境に慣れるまでは寂しかったり辛かったり大変な気持を抱えながら生活する時期がありますし、慣れてからでもそういう時期をまた過ごす場合もあるということ。馴染めないからと言って、情けなく感じる必要などないと思うのです。中には運良くすっと新しい環境に溶け込めてずっと楽しく過ごされる方たちもおられると思いますが、それはごく少数で、気持が沈んだり元気になれないと感じる時期を経験することの方がごく普通のことだと思います。

最初の頃だけに限らず、慣れたと思った頃にふと気づくと、やっと出来た友達たちはみなさん他に赴任されて、また新しくお友達を作る気力が出なかったりすることもありますし、慣れているつもりでも外国暮らしは何かとストレスが溜るものだと思います。自分以外はみんな、新しい場所にすぐに慣れて、元気に楽しく暮らされているように見えがちですが、決してそうではないということ。(もちろん、これは、ずっと自分の国で暮らしている場合にも、当てはまると思います。多くの方が何かしら苦しい気持を抱えながらも、表面的には元気そうに生活されているものです。)

頑張り過ぎず、事情が許すなら辛いと思ったらときどき気持ちが休まるところに逃げて、あせらずゆっくり元気を取り戻せば良いのです。自分の落ち込んでいる気持に集中せずに、考えても仕方のない心配なこと、嫌なことは考えないようにして、お友達がいればお友達と楽しいことを話して笑って、まだ見つからなければ大声で笑ってしまうような、又は楽しい気持になれるような番組や映像を観たり本を読んで過ごしているうちに、ふと気持が軽くなっている、そんな日が来るはず。


震災のときにも良く使われた「頑張って!」と言う言葉、わたしは意識して使わないようにしています。もちろんそれが善意から出た言葉であれば、それが力になることもあると思いますし、気軽に使える状況やそれしか言葉が見つからないという場合もありますが、わたし自身はあまり好きな言葉ではないのです。だって、みんな、言われなくても頑張っていますから。ですので、わたしはむしろ、「頑張り過ぎないでいいよ~。」と声をかけたいと思っています。


今、新しい環境でちょっとブルーになっている方に、応援の気持で書いてみました。




No English writing in this posting, it's just too long! The photos are what I took today - just a bit of a practice.



この記事へのコメント

2011年06月01日 00:00
Noodleさん、
そうなのです、本当にそうなのです!遠くに引っ越していく心細さ、今までの生活基盤が根こそぎなくなってしまう。。。でも、なんとか元気にやっていこうと あれやこれややってみるのですよね。そして、端から見れば 何の悩みもなく、楽しくやっているように見えても、みんなそれぞれいろんなことを抱えていたり。大人になってから、ありのままの自分を見せられるお友達ができるなんて、本当に幸せなことなのに、あるとき、その大好きなお友達が やはり引越しって行ってしまう。。。そういうことが繰り返しやってきますね。。。。Noodleさんの書いていらっしゃること、いちいち頷いて、読みました。そして、ちょっと涙。。。
2011年06月01日 00:12
snowflakeさん、ご長男のご卒業、そして「Presidential Academic Excellence Award」、おめでとうございます!頑張られましたね☆いつも拝見しているのですが、ほとんど逃げ読みをしてしまっていて申し訳ありません。

そうですね~、親しくしていたお友達や愛着の湧いた土地を離れてまた一から始めるのも大変ですし、せっかく仲良くなったお友達がいなくなったときの心の穴を埋めるのもまた辛い作業ですよね。若い頃はわからなかったことが、わかる年齢になりました(笑)。わたしの悩みや辛さなど大したことではありませんけれど、それぞれ何かあるものですし、悩みや辛さは比較ではないのですよね。
olive
2011年06月05日 23:05
はじめまして。noodleさん、いつもブログ楽しく拝見させていただいております。私も17年前に香港・シンガポール・日本・シンガポールと主人の転勤に伴い転々としてきました。シンガポールももう7年目に入りましたが、最近、精神的にここに住むのが苦痛に思えたり、何か気持ちが上向きにならず、今まで体験したことのない思いをして、悩んでおりました。更年期?とも思えるくらいに・・・
でも、noodleさんの、ブログを見てなんかすごく励まされた感じがしました。なかなかこういう気持ちわかってもらえないですよね。
ほんとに、うれしかったです。今に私に頑張ってはきつく聞こえます。
頑張りすぎないで、明日からまたゆっくり日々を過ごしていこうと思います。本当にありがとう!

2011年06月05日 23:25
oliveさん、初めまして。拙いブログをご覧いただいているとのこと、ありがとうございます。17年間、転々とされているのですね。シンガポールに7年、きっと7年前に比べて少しはおしゃれなお店も出来て来て住みやすくなった面もあるのではと思いますが、まだ2年に満たないわたしにさえシンガポールはとにかく狭過ぎて退屈に感じられますし、同じところに住んでいるとお友達が次々と引っ越されるのを見送るなど大変なことも多いことと思います。理由はいろいろあるかと思いますが、気持が上向きにならない時期もあるのが普通の人間ではないかと思います。あまり辛いようなら専門家の方に相談するのも良いと思いますが、そうでなければ、お互い、そういう時期はごまかしながら(笑)やり過ごして、また元気が出るのを待ちましょう☆
シトロン
2011年06月06日 01:01
noodleさま、日本滞在中は楽しい時間をご一緒くださってありがとうございました。どなたのブログも見ていなかったので、今さらのコメントでごめんなさい。「たった4年の駐在で、しかも東京と行き来していたじゃない」私ですら、ひとり取り残されたような気持ちでいました。よく探しもしないで「関西で製菓材料が買えるお店がわからない」なんていうことすら、私にとってはもうダメかも。。。みたいな心境だったのです。だからnoodleさんがいろいろと調べて教えてくださったこと、誰かとつながっていられるんだと、本当に心強かったです。明日からなるべく焦らないようにして、ゆったりと毎日を過ごしていきたいです。ありがとうございました♪
2011年06月06日 01:16
シトロン先生、こんばんは。一時帰国でお目にかかることが出来て、楽しいひとときでした、こちらこそありがとうございました。

製菓材料のお店、調べたと言っても暇な時間にちょこっとネットで検索してみただけだけなのですよ~、お友達からの耳寄り情報もお役に立ったようで良かったです。

急に環境が変わるのは、結構辛いものですよね。初めての海外赴任のときはまだ気合いが入るので良い場合が多いようですが、人それぞれそのときの環境や体調や事情ですんなり馴染めたり馴染めなかったりするものだと思います。少しずつ、リハビリ(笑)なさってくださいね☆
madam M
2011年06月13日 21:07
noodleさま
以前コメントさせていただいた、バンコク在住のMです。
バンコクは3年半目、ここのところ沢山の友達を日本やスライドで見送り、
同じようなことを考えていました。
偶然にもこの地で出会った友達たちを、見送る方もとても辛いのです。
私も赴任当初、嫌で仕方がなかったジャカルタで友達に恵まれ、生活が慣れていくうちに、今度は日本への本帰国で泣きました。
新しい土地で新たな人間関係を築きあげていくことは、本当に大変なこと。
ご主人様はある意味、会社という自分の居場所があるけれど、華やかに見える駐妻の生活は孤独との隣り合わせのこともありますよね。
そんな方が少しでも、新しい土地で楽しく過ごすことが出来れば、また自分の気持ちを整理できればと、私もBlogを初めました。とは言っても、noodleさんのようなステキなBlogではなく、日記のようなものですが(笑)
少しでも新しい土地の情報などを得ることで、楽しく生活を送ることができるきっかけになってくれればと思います。
今日のブログ、落ち込んでいた私をとても励ましてくれました。本当にありがとうございます、いつかシンガポールでお会いできればいいなあと思っています。

2011年06月14日 01:16
madam Mさん、こんばんは。海外生活をされている方たちのブログを拝見すると楽しいことばかりのように見えますが、当然ながらいろいろと大変なこともありますよね。親しくなった方とすぐにお別れ、を繰り返す生活は結構堪えるもので、それが嫌で親しいお友達は作らない方もいらっしゃいます。ブログなどではなかなかそういう大変な面は見えませんので、たまにはこういう話しも良いかと思い書かせていただきました。わたしのブログこそ、シンガポール情報も大してない自己満足の日記ですが、書くことで自分の気持ちの整理が出来るような気がしています。思い出にもなりますしね。

アジアの日本人社会はとても狭いので、いつかシンガポールでお目にかかることもあるかもしれませんね☆
nico
2016年04月16日 19:01
香港とシンガポールにご縁があり、こちらのブログにお世話になっていました。
また私も同じように一人で留学経験もあり、もちろん辛い経験もしたけれど、海外生活はとても居心地の良いものでした。
そして日本では自分らしくない自分に、日々自問自答の毎日でした。
そんな中引きつけられるように、こちらの記事にたどり着きました。

とてもお気持ち察しいたします。

もう新しい環境に慣れたでしょうか。お礼を伝えたくてコメントいたしました。
Thank you!