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zoom RSS Japanese Book 映画化された2冊の本☆

<<   作成日時 : 2010/03/22 02:50   >>

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ここ1週間ほどの間に、映画化された本を2冊読みました。1冊目は中山美穂さんが主演で映画化されて話題になった「サヨナライツカ」(辻 仁成 著)。ストーリーの展開を知りたくて、ほとんど一気に、夜眠る前のベッドで2日で読んでしまいました。




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日本に住んでいた頃は、本を買う時は本屋さんをぶらぶらし、タイトルや著者名を見て魅かれた本を手に取り、最初の1、2ページを読んで好きな感じなら買うという買い方をしていましたが、日本を離れてからはなかなかそういう機会がないので、どうしてもネットのレビューを参考に買うことになります。この本に関しては、ずいぶん評価が大きく分かれ、好みが分かれる本という気がしました。

良かったという方の中には号泣したというレビューもたくさんあり、正直そこまでは感情移入出来ませんでしたが、ストーリーには引き込まれました。反対に評価の低いレビューは主役の男性の魅力が全く伝わって来ないという評価で、確かに主役の男性の魅力的な内面が伝わるような描写はほとんどなかったように思いますし、主役の女性についても同様で、かなり後になるまでは内面に関する描写はあまり見当たらなかったように記憶しています。

それでもこの本を一気に読んでしまったのは、たぶん、2人がどうしようもなく魅かれ合ってゆく気持、それでも別れて行く時の気持ち、再会した時の気持などが伝わって来るからでしょう。魅かれ合う気持というのは、男女の仲に限らず、時にははっきりこれという理屈なく魅かれるものです、所謂、波長がぴったり合ってしまったわけです。この辺りは映画では描くのがむずかしそうな気がします。文章の場合は文章にならない部分を感じることが出来ますが、映像の場合はなかなかそうは行かないのではと思ったりします。

とてもせつない物語でしたが、わたしにとっては後味は悪くない本で、結構好きでした。最近行ったバンコクが舞台になっていて、バンコクの熱気や亜熱帯地方独特の空気の中の物語、というのも、好きだった理由かも知れません。


ただ、この本の中のキーワードのような文章、

「人は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと愛したことを思い出すヒトにわかれる。私はきっと愛したことを思い出す。」

この言葉に感動される方が多いようなのですが、わたしくらいの年まで生きていると(笑)決して新鮮な言葉とは響かず、結構ありきたりというのか使い古された言葉という印象を拭えません。むしろ個人的にうなづいた文章は、

『本当に大切だと思える人と出会えた時に、私はその恋の絶頂の時にその人の横顔を見て、いつかサヨナラがやってくるのだな、と考えて悲しくなるような気がします。決してマイナスに考えているのではないんです。それだけ生きているその瞬間をいとおしく大切に思っているということなんです。』

という部分でした。年齢や経験で印象に残る文章が違うのは、当然ですね。



あと1冊は「食堂かたつむり」(小川糸 著)。




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お料理をしているシーンが出て来るお話が好きなので、さっそく読んでみました。途中まではなかなか楽しかったのですが、たぶん、ストーリーの中でかなり大切な部分であろうと思われる部分が、わたしには読めませんでした。かなり想像力が発達している方なので、ああいう残酷なシーンを読むと気分が悪くなるので、どんどん飛ばしてしまいましたが、飛ばしていても時々目にはいってくる単語で気分が悪くなり(涙)。。。「心温まる物語」。。。というのも本当ではあるのですが、なんとも悲しい展開になり、ちょっと読みたくないタイプの本でした。最初の印象は良かったのですけれどねぇ。





どちらの本も明るく楽しい本ではなかったので、気分転換に明るい本が読みたくなっています☆







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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
ひとつ前の記事の「Up In The Air」
私も今週観に行く予定なので、noodleさんのレビューを観て早く観たくなりました
それからこの「サヨナライツカ」
舞台がオリエンタルホテルなので読んでみたいと昔から興味が在ったものの、
まだ読んでいなくて。noodleさんのレビューを読み、やっぱり読みたくなりました。映画も、日本で母や友人が観て、やはり賛否両論みたいなのでシンガポールに来たら観たいな。と思います。
orchidgirl☆
2010/03/22 17:20
orchidgirlさん、「Up In The Air」は単純に楽しめる映画だと思いました。「サヨナライツカ」、映画の評判はあまり良くないような気がしますね。本の方が想像の余地が大きいので良いのかもしれません。映画を先に見るより本を先に読む方が良いよいような気がします。本、よろしければ差し上げます、今度お目にかかったときにお持ちしますね。読まれたらまた読みたい方に差し上げてください。
noodle
2010/03/22 17:24
サヨナライツカは大好きな小説!リアルタイムでバンコクにも行きましたが、あの小説を当時誰が演じたら、と、当時議論しましたが、やはり見つかりませんでした。読み手の妄想でいいんですね、きっと。
食堂かたつむりの後半の展開は・でした。中半までおいしいだったのに、、
Madame okami
2010/03/24 00:44
madame okamiさん、サヨナライツカ、大好きな小説なのですね。雰囲気のある小説でしたね。今日、tagu-taitaiさんともバンコクの話になり、今度バンコクで合流しましょう、なんて話になりました。実現するといいなと思っています。

食堂かたつむりは、あまりに意外な展開でしたよね。結末もあまりに悲しいし、好きな本とは言えませんでした。途中までは楽しいおいしいお話だったのにね。
noodle
2010/03/24 02:12
noodleさん
またまたここにコメントさせて頂きます。
この本、このnoodleさんのレビューを読み、日本出張の主人に買って来てもらうようにお願いして。その後、noodleさんのコメントのお返事を読ませて頂き、主人にキャンセルしようと思ったのですが、一度読んだ本は、取って置きたい方なので、そのまま買って来てもらい、今日、読んでみました。私は、結末が悲しすぎて。(T_T) でも、noodleさんのレビューをもう一度読ませていただいたら、そういうことかな。となんだかホッとしました。ちょっと支離滅裂?なコメントですね、ごめんなさい。
orchidgirl☆
2010/04/01 23:43
orchidgirlさん、本、買われたのですね。わたしも読んだ本は、とくに好きだと思った本は取っておきたいタイプなのですが、この本はたぶんまた読みたいとは思わないかな、と思っています。おっしゃるように、とても悲しくせつないお話でしたよね。わたしも好きな雰囲気の本ではあったけれど、楽しい本ではなかったのでちょっと気持が沈んでしまいました。若い頃はそれほどでもなかったのですが、最近はこういう悲しい本はついつい避けてしまっています。ただ、救いようのない悲しさではなく、少しほっとする部分もあったように感じました。人生はやり直しは効かない、後悔しないように生きたいと思いますね。
noodle
2010/04/02 00:01

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